電線と植物

電力会社

電線と植物は接触していいの?

電気設備技術基準では
(電線による他の工作物等への危険の防止)
第二十九条 電線路の電線又は電車線等は、他の工作物又は植物と接近し、又は交さする場合には、他の工作物又は植物を損傷するおそれがなく、かつ、接触、断線等によって生じる感電又は火災のおそれがないように施設しなければならない

とあり
電気設備技術基準解釈では
【低高圧架空電線と植物との接近】
第79条 低圧架空電線又は高圧架空電線は、平時吹いている風等により、植物に接触しないように施設すること。ただし、次の各号のいずれかによる場合は、この限りでない。以下省略

と定められている。

低高圧電線が樹木に接触してもいい場合

最初に赤マーカーで示した、この限りでない(接触しても良い)場合から簡単に説明したい。

  1. 通常の低高圧電線に植物の接触に耐えうる防護具を取付けした場合
  2. 樹木接触を前提として製造された低高圧電線の場合
  3. 高圧電線にケーブルを使用した場合であってJESC E2020に適合する防護具を取付けした場合

上記の場合のみ植物に接触してもよい。1.2の場合は電柱から各家庭、工場等に引き込む
低高圧引込線にも適用される。

1の例として

青○は通常の高圧線、赤〇は通常の高圧線に樹木接触に耐えうる防護具を
取付け、黄○は低圧線に樹木接触に耐えうる防護具を取付けした状態である。

2.の場合は電線の外形が数ミリ太くなるだけなので視認では判別しずらい。

3.については一般の住宅地でほぼ見ることはないであろう。

以上ここまでは接触していい場合だが、逆にこれ以外で接触した場合
技術基準違反となる。何より停電の原因となりえることから電力会社も
放置しておけないのだが、実際は接触箇所が放置されているところが多数ある。

低高圧線と接触していなくても技術基準違反となる

直接接触していなくても平時吹いている風等も考慮しないと
いけないことから現場を巡視、点検する人員の教育も問題となる。

家庭にある樹木や蔓(ツル)についても対象となる

ここまで伸びるまで対策できないのが、現実なのである。

また、ご家庭にある樹木は特に注意してほしい。

こういった場合でも、技術違反となる。伐採してもまた伸びてくるので
電力会社へ連絡し1、2で説明した方法をとるか広範囲な伐採をするのが
望ましい。

伐採時に誤って電線を切ってしまう恐れがあるので注意が必要です。
伐採が必要となった場合、電力会社と相談しましょう(事前に費用の確認も忘れずに。ほとんどの場合、無償です)

 

 

 

 

 

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