支線が必要な電柱

支線

支線が必要な根拠として説明していますが
逆にカーブ、末端柱でも支線が
不要な場合もあります
電気設備技術基準(解釈を含む)には

支線が不要な場合
との
表記がありません
ので皆さん

支線は必ず必要と思われてますが…
仮に支線が必要になった場合でもその距離を
短くする事は可能な場合が多いですね
結局のところ
知っている人だけが得をします

支線が必要な場合とその根拠

電気設備技術基準やその詳細を定めた
電気設備技術基準解釈を見ると
※基準、解釈については毎年のように変更がありますので
最新のものをご確認頂きますようお願いします

電気設備技術基準
(支持物の倒壊の防止)
第三十二条 架空電線路又は架空電車線路の支持物の材料及び構造(支線を施設する場合は、当該支線に係るものを含む。)は、その支持物が支持する電線等による引張荷重、風速四十メートル毎秒の風圧荷重及び当該設置場所において通常想定される気象の変化、振動、衝撃その他の外部環境の影響を考慮し、倒壊のおそれがないよう、安全なものでなければならない。ただし、人家が多く連なっている場所に施設する架空電線路にあっては、その施設場所を考慮して施設する場合は、風速四十メートル毎秒の風圧荷重の二分の一の風圧荷重を考慮して施設することができる。

電気設備技術基準解釈
架空電線路の支持物における支線の施設】(省令第32条第1項)
第62条 高圧又は特別高圧の架空電線路の支持物として使用する木柱、A種鉄筋コンクリート柱又はA種鉄柱には、次の各号により支線を施設すること。
一 電線路の水平角度が5度以下の箇所に施設される柱であって、当該柱の両側の径間の差が大きい場合は、その径間の差により生じる不平均張力による水平力に耐える支線を、電線路に平行な方向の両側に設けること。
電線路の水平角度が5度を超える箇所に施設される柱は、全架渉線につき各架渉線の想定最大張力により生じる水平横分力に耐える支線を設けること。
電線路の全架渉線を引き留める箇所に使用される柱は、全架渉線につき各架渉線の想定最大張力に等しい不平均張力による水平力に耐える支線を、電線路の方向に設けること。

電線に角度の付いている電柱(カーブ柱)の例

電線が最終となる電柱(末端柱)の例

他にも支線が必要な場合はあるんですが
カーブ柱、末端柱が一般的ですね

今回は支線が必要な電柱と言う事で説明しました

状況によっては
カーブ、末端柱でも支線の距離を短くしたり
支線を不要にする事も可能な場合もあります

支線でお悩みの方、こちらからご相談下さい

参考ですが、こんな支線もあります
もちろん、技術基準に適合していますし
特別な電柱、支線を使用している訳ではありません

またこちらの各種事例も是非参考になさって下さいね

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