不具合のあるコンクリート柱

NTT

発端は昭和62年に発生した折損事故

コンクリート柱(以下コン柱)を所有するNTTが
折損原因を調査したところ雨水等の影響で腐食
しやすい鉄筋を使用していることわかり、この
鉄筋が破断した場合、柱自体が倒壊する可能性
があると判明した。

いわゆる遅れ破壊、水素脆化と言われる現象に
よるものである。

このコンクリート柱は日本全国にある

このコン柱についてはNTTや電力会社が使用して
いたため日本中に影響することになる。

ここ数年であなたが居住されているエリアのコン
柱の全数(又は一部の)建替えが行われたことがな
かっだろうか?このような建替えは上記のコン柱
であったと考えて間違いない。

積極的にアナウンスされていないので正確な残存
数は不明であるが

NTT西日本は平成29年度末に全数建替え完了
予定(となっているが現場にはまだ残っているコン柱がある)

NTT東日本は平成34年度末に全数建替え完了予定となっている。

このコン柱の名称について

統一された名称はない。使用している企業で名称が異なるようだ。
下記はその一例である。

NTT東日本 雨水等の影響で腐食が進みやすい鉄筋を用いた電柱(管理対象柱)

NTT東日本 雨水等の影響で腐食が進みやすい鉄筋を用いた電柱

四国電力 旧規格電柱

北陸電力 NTT管理コンクリート柱,NTT管理CP

中国電力 NTT所有管理電柱

東京電力 水素脆化が進展しやすい鉄筋を用いた電柱

関西電力 劣化傾向柱、劣化柱、不良コン柱

 

電柱netでは便宜上、NTTが所有する場合はNTT劣化柱
電力会社が所有する場合は劣化柱と表記する

現場施設例

例1

見た目には分からない場合がほとんどである。このNTT劣化柱の場合は

電柱下方に鉄板補強がされているので、NTT劣化柱とわかる。
※この柱は既に建替えされている。

例2
また、中央のコン柱もNTT劣化柱である

 

 

柱の下方や中央部のひび割れがひどいことが分かる。

何れのNTT劣化柱も補強されていたり、ひび割れが発生しているので分かりやすいのであるが
先に記したようにNTT劣化柱は目に見えて分からない場合が多いので特に注意が必要だ。
ちなみに例2のNTT劣化柱は今現在も建替えされていない。

※NTTに確認したところNTT劣化柱であることを認めているが
安全性に問題はないとの回答であった。なお、このNTT劣化柱の
施設されている場所は交差点直近の横断歩道横にあり信号機も
設置されている。

製造メーカー

製造メーカーについてであるが、ネット上では一部のメーカーと製造年ぐらいは
出てくるのであるが、その情報は極めて少ない。ほぼないと言っていいだろう。
電柱netでは本当のところはどうなのか、徹底した調査を行ったところいくつかの
メーカーと製造された年までは把握している。どうしても知りたいという方は
有料配信となるが、電柱netのお問合せから連絡を頂きたい。

不具合のある全製造メーカー、製造年一覧の有料配信については2018年12月15日を
もちまして終了いたしました。以降については別途ご相談下さい。

簡易的な見分け方

NTT劣化柱の管理方法の一つとして点検後に点検年を示したシールを
貼る場合があります。現場施設例にも出ていますがこのシールです。

黒色のシールは異常がない場合継続しての管理が必要なコン柱と言われています。しかし
現場施設例の例2のNTT劣化柱も黒色シールの場合があるので安心は出来ません。

 

緑色のシールは異常があるNTT劣化柱です。このシールが貼られていた場合
NTTに建替え時期と安全性を確認しましょう

 

赤色シールは外観にかなり異常があるNTT劣化柱と判断していいでしょう
赤シールのNTT劣化柱は優先的に建替えされているのであまり残っていない
と思いますが、ある場合は要注意です。

 

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