マーチンゲール支線って?
配電設備設計を20年していた私ですが
マーチンゲール支線を設計したことはありません
マーチンゲール支線を設計したことはありません
どのような支線かと言いますと
![](https://denchuu.net/wp/wp-content/uploads/2018/06/DSC_0110_RR.jpg)
![](https://denchuu.net/wp/wp-content/uploads/2018/06/DSCN2431_R-e1536716748680.jpg)
見た目は弓支線なんですが
支線下部がアンカーに取付けされておらず
電柱の地際に支線バンドを取付け
鋼線を支持しています
この電柱の仕様は
1974年製造 全長14m
ひび割れ試験荷重500kg
KCポール 近畿コンクリート工業(株)製です
1974年製造 全長14m
ひび割れ試験荷重500kg
KCポール 近畿コンクリート工業(株)製です
今から47年前はこの工法があったんですね
実はこの支線の工法ですが
この支線の目的は電柱の反曲(反り返り)防止するためなんです
ちなみにこのマーチンゲール支線についてもっと
知りたいと思い電力会社に問い合わせたところ
担当者の方は、なぜこんな支線がついているのか
分からず建替えすることになってしまいました
貴重なマーチンゲール支線が一カ所消えてしまいました
残念
![](https://denchuu.net/wp/wp-content/uploads/2018/06/IMG_3374_R-e1536716762226.jpg)
建替えの電柱をよく見ると建替え前より傾斜して
いるように見えるのは気のせいでしょうか?
いるように見えるのは気のせいでしょうか?
この電柱にはマーチンゲール支線が必要なのかもしれません
建替え後の電柱仕様
2016年製造 KCポール 2本継柱 全長16m
ひび割れ試験荷重 7.0kN
2016年製造 KCポール 2本継柱 全長16m
ひび割れ試験荷重 7.0kN