移設の費用 関西電力 電柱編
移設の費用について
電柱netへの問い合わせで上位を占めるのが、電柱移設(移動)の際に支払う電力会社への費用負担について。様々なケースについて移設のお手伝いをさせて頂いた電柱netでは正確な金額について解説します。
※関西電力からの移設に伴う費用請求、費用内容の根拠についての考え方については平成26年12月~平成30年12月の間に、電柱netが調査、確認した金額ですが今後、関西電力の移設費用等について改定される恐れがありますのでご注意下さい。また、必ず注意点をお読み頂きますようお願い致します。
電柱の移設費用は、0円~318,000円
ずばり電柱1本移設の際に、関西電力に支払う最高金額は318,000円です。
しかし無料の場合や79,500円、159,000円、238,500円といった場合もあります。
なぜ、金額の違いがあるのか?不思議ですよね。
そこで金額の違いを解説する前に関西電力が言う地先(ちさき)という概念を理解して頂くとさらに理解が深まるのでそこから解説します。
地先(ちさき)とは?
関西電力の言う地先とは、所有地の前面(の道路中央まで)までの範囲と
なります。図で説明とこのようなイメージ
地先、その他地先の範囲を理解して頂ければ移設についての費用について
悩まずに済みます。
移設費用が318,000円になるケース
所有地、地先でもない位置にある電柱を移設する場合
例、旧の位置(その他地先)にある電柱を所有地内、地先以外の位置に
技術的且つ用地取得が可能で新の位置に移設する場合


このようなケースでは申込者に移設要求する権利がないということで、関西電力は移設の要求を受付けない場合も考えられます。
移設費用が238,500円になるケース
地先にある電柱をその他地先に移設する場合
注意点としては、移設する電柱が少しでもその他地先に入ってしまうと
同料金が発生します。


過去の経験上、このケースは隣地とトラブルになるケースが多いかと。
移設費用が159,000円になるケース
その他地先から地先に移設する場合


このケースは比較的少ないですが、隣地と所有地が親子、親戚等である場合などではありましたね。
移設費用が79,500円になるケース
地先から地先に移設する場合


このケースはよくありますね。
移設費用が無料になるケース
所有地(地主)内での移設

地先から所有地内への移設

関西電力が所有する電線類が所有地の上空を占用している場合


他にも費用負担なしで移設できる条件はありますが、今回は代表的なものを紹介させて頂きました。
移設についての費用について、他の金額を負担したや考え方が違うなどありましたら電柱netに情報をぜひお寄せ下さい。よろしくお願い致します。
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